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中央 海外遠征
フォーエバーヤングが海外GI初制覇――サウジカップ
2025年02月23日 10時25分
現地時間の2月22日(日本時間23日)にサウジアラビアのキングアブドゥルアジーズ競馬場で行われたサウジカップ(G1、ダート1800m、14頭立て)に日本調教馬が4頭が出走し、フォーエバーヤング(牡4歳、栗東・矢作厩舎、坂井瑠騎手)がロマンチックウォリアー(せん7歳、香港、C.シャム厩舎、J.マクドナルド騎手)との追い比べを制して優勝。勝ち時計は1分49秒09(良)。ウシュバテソーロ(牡8歳、美浦・髙木登厩舎、菅原明騎手)は3着、ウィルソンテソーロ(牡6歳、美浦・髙木登厩舎、川田将騎手)は4着、ラムジェット(牡4歳、栗東・佐々木晶厩舎、三浦皇騎手)は6着となった。
1着フォーエバーヤング
矢作師:最後の直線は馬を信じるしかなかったのですが、これで前の馬を交わすことができたなら映画よりも素敵だなと思いました。自在性のある馬なので細かい作戦の打ち合わせはありませんでした。私が手がけた馬の中でも最高の馬だなと確信しました。2回目でもこれほど感激するものだな、と自分でもびっくりするくらい嬉しいです。ドバイワールドカップとサウジカップの両方を制した馬がいないので、それをなんとか成し遂げたいです。
坂井瑠騎手:まず、本当に感謝しかないです。昨年はアメリカで結果を出せなかったですが、それでも乗せ続けていただけたオーナーをはじめ、関係者の皆様に感謝したいです。レースには自信を持って乗り、特にプランは決めていませんでしたが、できればロマンチックウォリアーの前で勝負したいなと思っていました。考えられるなかで一番理想的なレースができました。まだ4歳ですので、まだまだ活躍してくれると思います。次のドバイワールドカップでも勝てるように僕自身も成長していきたいです。遅い時間まで応援していただきありがとうございました。
3着ウシュバテソーロ
髙木登師:よく頑張ってくれました。だいぶ復調してくれましたが、上位2頭は強いですね。
菅原明騎手:1、2着には離されてしまいましたが、力あるところは見せてくれました。この馬に乗せていただいて、いい経験をさせていただきましたし、了徳寺オーナーや高木調教師、牧場の皆さま、厩舎の皆さまに感謝の気持ちでいっぱいです。
4着ウィルソンテソーロ
髙木登師:枠順的に揉まれるところにいましたけど、諦めずによく頑張ってくれました。勝ちにいった分の結果となりました。
川田将騎手:とても具合良く今日を迎えてくれたと思いますし、レース自体もとてもリズム良く、いいポジションをキープしながら、精一杯の走りをして今日もできる限りの走りをしてくれたなと感じますし、本当に毎回場所をどこに移してもしっかり自分の分を走り切ってくれるので、頭の下がる思いです。
6着ラムジェット
佐々木晶師:よく頑張ってくれました。上位2頭は強かったです。いい競馬をして勝ちにいってくれました。
三浦皇騎手:今日の馬場を考えて前に出し、二の脚でリカバーするといういい形になりました。勝ち馬を見ながら進めることができ、3コーナーから4コーナーで置かれましたが、最後はよく盛り返してくれたなと思います。海外は初めての環境のなかで、よく馬もここまでいい状態でこられたと思います。この馬に携わった皆さんとこの舞台で乗せていただいた前田オーナーに感謝したいです。次のドバイではもっと結果を残せるようにと思っています。