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ダノンデサイルがダービー以来のGⅠ2勝目――ドバイシーマクラシック

2025年04月06日 12時25分

4月5日(日本時間6日)にUAE・ドバイのメイダン競馬場で行われたドバイシーマクラシック(G1、芝2400m、9頭立て)に日本調教馬4頭が出走、ダノンデサイル(牡4歳、栗東・安田翔厩舎、戸崎圭騎手)が直線で鮮やかに抜け出し優勝。勝ち時計は2分27秒05(良)。ドゥレッツァ(牡5歳、美浦・尾関厩舎、C.スミヨン騎手)が3着、チェルヴィニア(牝4歳、美浦・木村厩舎、ルメール騎手)が6着、シンエンペラー(牡4歳、栗東・矢作厩舎、坂井瑠騎手)が7着となった。

1着ダノンデサイル
安田翔師:無事にゴールできて、今のところ馬にアクシデントは感じていません。このあとしっかりチェックはしますが、今のところ無事にレースを終えられたことに安心しています。レース当日の待機馬房や装鞍所では、ちょっと牝馬に対して反応したり、集中力を欠く面がありましたが、パドックで前の馬と離して寂しがらせて、意識的にイレ込ませて集中力を出すようにしたら、馬場に出た時にはジョッキーも集中していたということでした。上手にレースに向かえたと思っています。昨日も今日も戸崎騎手と相談していて、他の馬の動きは想定していたものと多少違いはありましたが、ダノンデサイル自体がこういう競馬をしたいというのは話していた通りのものでした。まずは明日も含めてしっかり馬体の確認をしたうえで、日本に無事に帰った時のコンディションを見て様々な選択肢を考えていきたいと思います。

戸崎圭騎手:跨った時は少し興奮していましたが、ゲートでは落ち着いていましたし、レースもいい内容で走れたと思います。条件も同じでしたし、日本ダービーと同じレースができればと思っていました。メンバーは揃っていると思っていましたが、その中でもヒケを取らない能力はあると信じていましたし、先頭で駆け抜けることができ、嬉しかったです。ダノンデサイルの力を証明できて良かったです。

3着ドゥレッツァ
尾関師:事前に騎手と打ち合わせた通りに走っていたと思います。ゲートも出て、いいポジションで勝ちにいく競馬ができたかと思います。先行馬同士のプレッシャーが厳しくて後ろ2頭に差されてしまいましたが、自分の競馬はできたと思います。悔しいですが、勝ち馬が強かったですね。

C.スミヨン騎手:いい枠から理想的なポジションを取れて、道中はとてもいい流れでした。コーナーから加速していって、直線でレベルスロマンスを交わしたところまでは良かったのですが、残り300mで1,2着馬に交わされてしまいました。勇気があって、最後まで頑張って走るとてもいい馬です。

6着チェルヴィニア
木村師:日本で多くの方に応援していただいていることを意識してレースに臨んだのですが、ちょっといい走りを見せることができなかったので、皆様にお詫び申し上げます。道中のフットワークで、クエスチョンマークがつくところが散見されました。調教ではいいフットワークを見せてくれていたのですが、レースのなかでそれを出すことができませんでした。また、馬場状態についても精査して準備はしてきたつもりで、何とかこなしてくれると思っていたのですが、若干タフだったのかもしれないです。

ルメール騎手:ダノンデサイルの隣でいいポジションを取れましたが、直線では脚を伸ばすことができませんでした。原因はちょっと分からないです。

7着シンエンペラー
坂井瑠騎手:スタートから主張していったのですが、途中からレベルスロマンスが来ると思っていたので、想定範囲の展開でした。前走ほどではないにしろ、この馬の力を出せる状態にはあると思っていました。今回、強いメンバーと対戦できたことで成長できるかなと思いますし、これからもっと強くなってくれると思います。


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