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中央 海外遠征
圧倒的人気のフォーエバーヤングは3着――ドバイワールドカップ
2025年04月06日 12時55分
4月5日(日本時間6日)にUAE・ドバイのメイダン競馬場で行われたドバイワールドカップ(G1、ダート2000m、11頭立て)に日本調教馬4頭が出走、フォーエバーヤング(牡4歳、栗東・矢作厩舎、坂井瑠騎手)が3着、ウシュバテソーロ(牡8歳、美浦・高木登厩舎、菅原明騎手)が6着、ウィルソンテソーロ(牡6歳、美浦・高木登厩舎、川田将騎手)が7着、ラムジェット(牡4歳、栗東・佐々木晶厩舎、三浦皇騎手)が9着となった。勝ったのはアメリカ調教馬ヒットショー(牡5歳、B.コックス厩舎、F.ジェルー騎手)。勝ち時計は2分03秒50(良)。
3着フォーエバーヤング
矢作師:残念以外の何物でもないです。スタートは良かったですし、あのまま行けば2番手も取れたと思いますが、騎手の話ではテンに進んでいかず、ラストは力で上がってきたが前半の進みが非常に悪かったことで、その分どんどん入られてしまったと。調教師も騎手もまだまだ力が足りないということで、またやり直したいと思います。この馬を頭で買っていただいた方も多いと思いますので本当に申し訳ない思いですが、馬・スタッフともに一生懸命やった結果なので、これを受け止めて次につなげたいと思います。また応援よろしくお願いします。
坂井瑠騎手:勝たなければいけない馬だったと思うので、勝てなくて申し訳なく思います。前回120%の力を出してくれたなかで、そこまではいかなくても今回は勝ってくれるかな、というところでしたが、全頭がフォーエバーヤングを倒しにくるなかで、他の馬の動きも想定内でしたが、ポジションをキープするのが精いっぱいで、今日のところはあれ以上できませんでした。ゲートを出てからまったく進んでいかず、ずっと押し続けた結果、あのレースになりました。レース後はヘトヘトで歩くのがやっとという感じでした。分かってはいましたが、甘くはありませんでしたし、勝たなければいけない馬で勝ち続ける難しさを感じました。結果出せなかったことは残念です。
6着ウシュバテソーロ
髙木登師:返し馬までは良かったと思いますが、騎手は覇気がなく落ち着き過ぎていたと言っていました。ラップ表を見るとまあまあの勢いで追走していましたし、最後の脚は使っていたので力は出せたかと思います。無事に戻ってきたので良かったです。
菅原明騎手:いつも通り後ろからの競馬になりました。サウジカップより状態は良かったと思いますが、返し馬の際に気持ちが落ち着き過ぎていました。闘志があると良かったのですが。
7着ウィルソンテソーロ
髙木登師:いつもと変わりない雰囲気で、比較的気は入っていましたが落ち着いている範囲だったと思います。展開は読みづらかったので騎手に任せました。
川田将騎手:とても具合良くレースを迎えてくれて、とてもいい内容だったので、しっかり勝ちにいって、勝ちにいった分、着順はこうなってしまいましたけど、全力の走りをしてくれました。
9着ラムジェット
佐々木晶師:率直に言うと清々しい気持ちです。スタートは良かったですし、見せ場たっぷりで自分の形でレースができていたと思います。状態は2024年の東京ダービーと同じくらい最高でした。レースでは、フォーエバーヤングを目の前に見ながら、そのまま持続してくれないかなと思って見ていましたが、最後の300mで疲れてしまいました。海外の経験値が必要かなというところはありますね。日本に帰ってまた頑張ります。