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中央 海外遠征
サトノレーヴが香港勢の一角を崩して2着――チェアマンズスプリントプライズ
2025年04月28日 00時10分
4月27日に香港のシャティン競馬場で行われたチェアマンズスプリントプライズ(G1、芝1200m、13頭立て)に日本馬4頭が出走し、サトノレーヴ(牡6歳、美浦・堀厩舎、モレイラ騎手)が2着、ルガル(牡5歳、栗東・杉山晴厩舎、川田将騎手)が5着、エイシンフェンサー(牝5歳、栗東・吉村厩舎、C.ウィリアムズ騎手)が12着、ダノンマッキンリー(牡4歳、栗東・藤原英厩舎、D.レーン騎手)が13着となった。勝ったのは圧倒的1番人気のカーインライジング(せん4歳、D.ヘイズ厩舎、Z.パートン騎手)。勝ち時計は1分07秒88(良)。
2着サトノレーヴ
J.モレイラ騎手:前半ペースが速かったので、この馬にとっては少し後ろのポジションとなりました。後半はリズムも手応えも良く、素晴らしい反応を見せてくれましたが、世界一のスプリンターに負けてしまいました。馬は全てを出し切ってくれたので、中身はいい競馬でした。
5着ルガル
杉山晴師:ジョッキーとはスタートが肝心だと話していたのですが、ゲートを切るタイミングで、隣の馬が蹴ったことに反応してしまい、そこから力を出し切れませんでした。内を選んでしっかり伸びてきてくれて、前回よりはしっかり走ってくれたと思います。2回目ということで、馬が競馬に向けて体を作ってくれましたので、スタートだけが悔やまれます。GⅠ馬として挑み、結果として残念ではありましたが、12月の香港に比べると格段に内容は良化しており、機会をいただけるのであれば諦めずにチャレンジしたいです。
12着エイシンフェンサー
吉村師:装鞍の時からいい雰囲気でレースを迎えられました。スタートは問題なく、いいリズムで運べていましたが、勝負どころから直線を向いて追い出してから、トモの方から力が伝わらなくなったとジョッキーは話していました。馬場もそこまで悪くなかったので、厩舎に戻って確認したいです。初めての海外遠征でしたが、すごく落ち着いていて順調に調整ができ、彼女の精神力に感心しました。この経験はプラスになると思いますし、今後に繋げていきたいです。
C.ウィリアムズ騎手:枠順をうまく利用して、人気馬で勝ち馬の内側のポジションを取ることができました。ペースが流れて、直線でゴーサインを出した時もとても頑張って応えてくれました。
13着ダノンマッキンリー
藤原英師:ドバイからオーナーのご理解もあり、ここまで順調に来られたのですが、鼻出血で馬が力を発揮できず、申し訳なく残念に思っています。